見上げた先の幸せ

「あ、えっと初めまして」
「初めまして、今幸樹と暮らしてるんだって?迷惑かけてない?」
「え!いえ!むしろ俺の方が迷惑ばかりかけちゃってて」
「そんなことないよ〜真斗はいてくれるだけでありがたいんだから」

幸樹さん!?そんなこと言ったらバレちゃうんじゃ…

「そうね、真斗くんがいるだけで空気が優しくなるもんね」

よかった…バレなくて

「幸樹お前そろそろ30近くなるだろう、そろそろ結婚とかしないのか?お前の恋人の話聞いたことがなかったが」

確かに、幸樹さんが結婚しなかったら三間家の跡取りもいなくなるし、あんなに家事のできる幸樹さんなら俺以外の人ともっといい家庭が築けるんじゃ…

「そのことなんですけど…」

幸樹さんが箸を置いて口を開いた。…まさか