見上げた先の幸せ

「うん、私らも会いに行かんくてごめんね」

「…さみし、かった」

寂しかった。そっか俺はずっと寂しかったんだ。

「うん、もう大丈夫」

俺はそれからしばらく泣いてみんなにたくさん抱きしめてもらった。
一番最初に抱きしめてくれた人は父さんのお姉さんで真紗おばさんという人らしい。みんな温かかった。

「真斗今日は泊まるの?」
「えっ…と」
「泊まってくよ〜明日の朝の調子を見てそれから修学旅行に戻るか考えよ?」
「…うん」
「じゃあご飯豪華にしなきゃ!」

おばあちゃんが嬉しそうにキッチンで料理を始めた。