「伊藤、ちょっといいか?」
「はい」
「これ、カウンセリング、受けてみないか?」
「どうしてですか」
「どうして、ってお前の隈教師たちの間でさすがにやばいんじゃないかって話題になってんだぞ?寝れてないんだろ」
「寝れてなくても困ってないので」
「困ってないわけないだろ、事故の後お前1ヶ月も学校来ないで来たかと思ったらすげー顔してるし、1年経ってもまだ同じ顔してるし俺は単純にお前を助けたいんだ」
「嫌です。他人を頼っていいような人間じゃないので」
「……場所を変えよう、お前、泣いてるぞ」
「はい」
「これ、カウンセリング、受けてみないか?」
「どうしてですか」
「どうして、ってお前の隈教師たちの間でさすがにやばいんじゃないかって話題になってんだぞ?寝れてないんだろ」
「寝れてなくても困ってないので」
「困ってないわけないだろ、事故の後お前1ヶ月も学校来ないで来たかと思ったらすげー顔してるし、1年経ってもまだ同じ顔してるし俺は単純にお前を助けたいんだ」
「嫌です。他人を頼っていいような人間じゃないので」
「……場所を変えよう、お前、泣いてるぞ」
