「本日の演習は何にする?
私は、久しぶりに身体を動かしたいから剣術か体術が良いのだが?」
いつの間にやら、第三騎士団の団員が整列し、団長と王妃の判断を待っていた。
「義母上、本日の衣裳では訓練向きではございません。
本日は責めて、魔弾ノックに致しましょう。」
団長の提案にその場が凍る。
王妃の放つ魔法で出来たエネルギーを剣術でいなす訓練を指す。
王妃の初級魔法の威力が上級レベルなので、絶対に避けなけれならない過酷な訓練である。
上空から打とうと、王妃は飛行の呪文で飛び上がる。
が、ルオークに腰を掴まれ、地上に戻された。
「本日は地上から致しましょう!
義母上は下着身につけていないのではないですか!」
ルオークは、王妃だけに聞こえるよう、王妃に耳打ちする。
王妃は図星だったらしく、コクコクと頷く。
「まずは、私が見本を見せる。」
団長であるルオークが宣言すると、50m程離れこちらに向き直り剣を抜き構える。
王妃はルオークへ手を差し伸べると、無詠唱で中指に1㎝の火球を出現させると火球を弾いた。
火球は回転しながら2m程に瞬く間に巨大化し、大地を抉りながら団長ルオークにと迫る。
ルオークも刀身だけにマナを集中させると、
剣の間合いに入った瞬間、一閃する。
火球も刀身のマナにより回転を上げ角度がかわると、隣の演習場へ綺麗な弧を描き飛んで行った。
刀身に集めたマナを用いて、火球の回転軸に刀身を打ち込めば団長でなくとも平民のマナでも上級魔術士の攻撃をいなす事ができうるという事を再現してみせた。
この技術はマナ量の乏しい元縁国の、鬼族の技術であった。
団員から、団長の剣捌きに拍手が起こり褒め称えられる。
隣の演習場で大きな爆音と共に、
爆心地地点から、こちらに爆速でかけてくる人物がいた。
私は、久しぶりに身体を動かしたいから剣術か体術が良いのだが?」
いつの間にやら、第三騎士団の団員が整列し、団長と王妃の判断を待っていた。
「義母上、本日の衣裳では訓練向きではございません。
本日は責めて、魔弾ノックに致しましょう。」
団長の提案にその場が凍る。
王妃の放つ魔法で出来たエネルギーを剣術でいなす訓練を指す。
王妃の初級魔法の威力が上級レベルなので、絶対に避けなけれならない過酷な訓練である。
上空から打とうと、王妃は飛行の呪文で飛び上がる。
が、ルオークに腰を掴まれ、地上に戻された。
「本日は地上から致しましょう!
義母上は下着身につけていないのではないですか!」
ルオークは、王妃だけに聞こえるよう、王妃に耳打ちする。
王妃は図星だったらしく、コクコクと頷く。
「まずは、私が見本を見せる。」
団長であるルオークが宣言すると、50m程離れこちらに向き直り剣を抜き構える。
王妃はルオークへ手を差し伸べると、無詠唱で中指に1㎝の火球を出現させると火球を弾いた。
火球は回転しながら2m程に瞬く間に巨大化し、大地を抉りながら団長ルオークにと迫る。
ルオークも刀身だけにマナを集中させると、
剣の間合いに入った瞬間、一閃する。
火球も刀身のマナにより回転を上げ角度がかわると、隣の演習場へ綺麗な弧を描き飛んで行った。
刀身に集めたマナを用いて、火球の回転軸に刀身を打ち込めば団長でなくとも平民のマナでも上級魔術士の攻撃をいなす事ができうるという事を再現してみせた。
この技術はマナ量の乏しい元縁国の、鬼族の技術であった。
団員から、団長の剣捌きに拍手が起こり褒め称えられる。
隣の演習場で大きな爆音と共に、
爆心地地点から、こちらに爆速でかけてくる人物がいた。
