王妃はワックスが剥がれるたびに、唇は噛み締め声を押し殺して耐えている。
 そんな王妃を、龍王は心底満足し、
「痛くて我慢できなかったら、泣いて縋れば優しくしてやらなくもない」
 龍王は揶揄するが王妃には、言い返す余裕もない。
 表皮が剥がれて痛いそこに龍王は舌を這わせ、血が滲む箇所はより丹念に舌先で穿るように舐め上げると傷口が癒える。
 龍族の能力は、強弱はあるが治癒力が高い。
 鬼族は体力があり拷問に強いといわれがある。

「アッ、ッツアッんッ!」 
 傷口をほじるように舐められて、喘いでしまう王妃。
 龍王は巧みに王妃に痛みの先の快楽を、刻んでいく。


 クチュッッツ、
 
 王妃の膣から蜜が溢れ出す。
 龍王は無言で、膣から溢れる蜜を吸い上げ舌先を膣に捩じ込み

 王妃は声を上げずに、ビクッと身体を震わせ

「そんなに嫌いなら、ほっといてくれ」
 王妃は悲鳴に近い声を上げる。

 龍王は王妃の肩を押し倒して組み敷くと
「私は王妃を支配したい。
 ただそれだけだ」
 龍王は王妃が声を殺す為に噛み締め傷ついた唇に舌を絡ませると、傷口を広がるように舐めながら癒していく。
 王妃の呼吸を奪う程吸い上げると、
 王妃は一気に緊張が溶け龍王の手の中で意識を失っていた。