自称王妃付きのメイドになりすました王妃は、もがいていた手の力を抜いて
「ごめ・・」続けようとした言葉が封じられる。
緋色の瞳が降りて来て、
王妃のメイドの口を口付けで塞いだ。
深く、龍王は舌を捩じ込むとメイドの舌を絡ませて吸い上げ逃さなと必要に追い詰める。
王妃付きのメイドになりすました王妃は、息が苦しくて縫い止められた手も龍王がさらに強く掴んで来るので逃げられず唯一自由な、反射的に涙が頬伝い落ちた。
糸を引くような唾液の余韻を残して、メイドから身を離す龍王。
ケホケホっと、呼吸していなかったメイドは苦しげにむせ洗い呼吸でたわわな胸は上下している。
おもむろに、
メイドの胸に顔埋めると、
「なッ、痛ッ・・」
龍王の暴挙にメイドは苦痛の声をあげる。
龍王はメイドの右胸に歯をたてていた。
血が滲む歯型に、ペロリと滲んだ血を舐めとり、
「返事は今でなくともよい。
この歯型が癒える頃に返事をくれたらいいから」
龍王は苦笑しつつ、メイドを拘束していた手を離す
拘束から解放されると起き上がろうとして、
メイドの身体が硬直する。
龍王の反り上がったそれが視界の端に入ったからだ。
メイドになりすました王妃は見たことない男のそれに、
身を引いてそれから離れるように起き上がる。
