〝キーンコーンカーンコーン〟
わたしたちが教室にたどり着いたのは、
チャイムとほぼ同時。
既に全員が席に座っていた。
まだ慣れない教室は静かで、クラスメイトの視線が、
グサグサと突き刺さってくるような気がした。
…色々な意味で。
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「藤木先生、わたしたちは、
今年を、全国大会金賞を目指す1年間にしたいです」
部活が始まる前のミーティングの最後。
部長が藤木先生にわたしたちの意思を伝えた。
「…わかった。
全国大会金賞は簡単なことじゃない。
でも、君たちなら、
きっとやり遂げられると信じてるよ」
部長やわたしたちよ視線から、本気さは伝わったようだ。
穏やかな、でも芯のある藤木先生の視線が、
静かにわたしたちを見つめ返している。
なんとなく頑張るんじゃない。
絶対に掴みにいきたいものがある。
きっとここがスタートライン。
わたしたちに、
どんな1年が待ち受けているのだろうか。
