夏と先生と初恋。


こいつは、秋田(あきた)涼。


幼稚園、小学校、中学校、ここまでならまだしも


なぜか高校まで同じな幼馴染。


さらにら中学、高校と


一緒に吹奏楽をやっているのだから、


男女とはいえ、かなり仲がいい。


ちなみに涼の楽器はトランペット。


空飛ぶ城の話に出てくる、


ハトとなんちゃらっていう曲で有名な楽器だ。



「電車同じだったんだな」



「ほんとだね」



普段の涼は朝練をしないから、


同じ電車で登校することはほとんどない。



「せっかく同じ電車乗ってたなら、


車両動いて、ひまり探しに行けばよかったわ」



「探しに来なくていいよ。


わたしと涼が歩いてると、


すぐに付き合ってるって勘違いされて


大変じゃない?」



入学したての頃は大変だった。


ちょっと一緒に登校しただけで、


付き合ってるのか、涼のことが好きなのか…etc


ものすごい質問の嵐にあった。


涼は俗に言うイケメンだし、


性格だって悪くない。


こんな反応なのも仕方がないのかもしれない。