「でも、まだ」
夫人の病が本当かどうかもわからないのに。
「夫人の病が間違いでもいいんだ。むしろ間違いの方がいい。彼の家族には元気でいてほしいからね。ただ、心配してこうして薬草を持ってかけつけてくれた君の心遣いがうれしいんだよ」
(えっ……)
リーナの胸はジンジンと痺れるように熱くなる。
レオの力になりたいとは思ったけれど、まさかそんなふうに言ってくれるとは想像していなかった。
「ありがとうございます……それでは騎士団長のお話を聞く間に考えてみます」
にっこりと笑みを浮かべてうなずいた彼は「さあ、食べて」と菓子が乗った皿をリーナの方に押し出す。
「はい。いただきます」
手を伸ばして取ったクッキーは、バターの風味が豊かで真ん中には木イチゴのジャムがついている。甘酸っぱくて口の中でほろほろと崩れた。
夫人の病が本当かどうかもわからないのに。
「夫人の病が間違いでもいいんだ。むしろ間違いの方がいい。彼の家族には元気でいてほしいからね。ただ、心配してこうして薬草を持ってかけつけてくれた君の心遣いがうれしいんだよ」
(えっ……)
リーナの胸はジンジンと痺れるように熱くなる。
レオの力になりたいとは思ったけれど、まさかそんなふうに言ってくれるとは想像していなかった。
「ありがとうございます……それでは騎士団長のお話を聞く間に考えてみます」
にっこりと笑みを浮かべてうなずいた彼は「さあ、食べて」と菓子が乗った皿をリーナの方に押し出す。
「はい。いただきます」
手を伸ばして取ったクッキーは、バターの風味が豊かで真ん中には木イチゴのジャムがついている。甘酸っぱくて口の中でほろほろと崩れた。



