死に戻ったお荷物姫は半年後の処刑を回避したい~でも、冷徹皇太子からの溺愛は想定外です!~

 仮にも王女だ。さほど貧しくない国の王女が食事にも事欠くという意味がわからない。

 リーナについて調べましょうかとオスカーにもほかの側近にも言われていたが、レオはすべて断っている。どんな結果であろうと結婚の意思は変わらないつもりだったからだ。

 しかし、そういう情報ならば話は違ってくる。

 今からでも詳らかに調査した方がいいのかと悩んだ。

「サラを呼んで聞いてみてはいかがですか? 調査によれば彼女だけは妃殿下に寄り添い続けたそうです。この時間妃殿下は特別図書室にいらっしゃるので、サラを呼び出しても問題ないでしょう」

 特別図書室にはリーナしか入れない。サラは彼女を迎えに行くまで、どこかで別の用事を済ませているはずだ。

「そうだな。聞いてみよう」

 早速オスカーはサラを呼びに行った。

 間もなく現れたサラは緊張からか表情を強ばらせている。