死に戻ったお荷物姫は半年後の処刑を回避したい~でも、冷徹皇太子からの溺愛は想定外です!~

 司書は思ったよりも若い男性で、ミスティアと治癒力について調べたいと告げると、調べて親切に案内してくれた。

 とはいえ図書室は予想以上に広くて蔵書も多く、ミスティアに関する本だけでも何十冊もある。すべて持ち出し禁止とあって読み終えるまでには結構な時間がかかりそうだ。

 ざっと目を通した限り参考になりそうな書物は見つからず、昼にはいったん皇太子宮に戻った。

 昼食はひとりで取る。

 日中のレオは公務に忙しく本宮の執務室に籠り、夜にならないと戻らない。

 前世ではときどき皇后から招かれるほかは特にする事もなく、部屋に閉じこもり本を読んで暇を持て余していたが、今世は図書室に通って本を読み漁るだけでも時間は潰れてしまう。

 豪華な昼食を前に、毎日計画を立てていかなければとリーナは考えこんだ。

「妃殿下、手が。お食事が終わったら香油を塗りましょうね」