死に戻ったお荷物姫は半年後の処刑を回避したい~でも、冷徹皇太子からの溺愛は想定外です!~

「もちろん。リーナも皇族の一員なんだから」

「ありがとう、レオ!」

 ハッとして口を押さえる。

(私ったら、早速馴れ馴れしく言ってしまったわ……)

 シュンとしてうつむくとレオの楽しそうな笑い声が響いた。

 ちらりと見れば、まるで太陽のような眩しい笑顔でレオが笑っていた。

 またひとつ発見した彼の新しい表情。これまで新たに知った表情がどれも笑顔なのがうれしくて、リーナも思わず顔を綻ばせた。



「楽しそうなご様子にとても安心いたしました」

 廊下を進みながら、サラがにこにことうれしそうに囁いた。

「殿下がレオと呼ぶようにって言ってくださったの。敬語もいらないって」

「まぁ、よかったですね妃殿下」

 サラと向かうのは、レオに教えてもらった皇族だけが利用できるという特別図書室だ。