湯浴みの後、早速サラと庭園に出た。
散歩用に着たドレスは涼しげな白いドレスだ。パラソルも白で縁にはレースでできた色とりどりの花がついている。
「サラ、凄いわ。こんなに素敵でかわいいパラソルは初めてよ」
くるくる回してみると、縁のレースが揺れてビーズがきらきらと輝いた。
「ええ本当に。ドレスもパラソルもよくお似合いですよ。妃殿下に用意されたドレスや小物は使い切るのが大変な量ですし、準備する私もわくわくします」
こんなに美しい白のドレスはミスティアにいたころのリーナには考えられなかった。白は白でも着古したドレスで、洗っても落ちない汚れをごまかすために草木で染めて、破けやほつれを隠すために刺繍を入れた。
それが今では溢れるほどの装飾品が衣装室にある。待遇の良さには驚くばかりだ。



