死に戻ったお荷物姫は半年後の処刑を回避したい~でも、冷徹皇太子からの溺愛は想定外です!~

 ため息交じりに浴槽に浮かぶ花びらを手ですくうと、ふいに自分の体が目に留まった。

 やせ細った子どものような体だと今更のように気づいた。

 帝国の女性はミスティアの女性たちよりも肉感的で、溌剌としている。なのにリーナはと言えば、十八歳にもなって妹よりもさらに小柄で痩せている。もしかして彼が指を触れようとしないのは自分に女性としての魅力がないからかもしれない。

「妃殿下。殿下とは朝食のお約束もなさったのですよね?」

「ええそうよ?」

「殿下はいつもこちらでは朝食を召し上がらないそうなんです」

「えっ、そうなの?」

 私ったらまた余計なことを言ったのかしらと焦った。

「本宮に行かれてから簡単な軽食で済ませているようです。ですが、妃殿下と朝食をとるということは、愛されている証拠ではありませんか」

「そんなことは……」

 照れくさくなりぶくぶくとお湯に沈む。