皇后に睨まれ皇帝は咳払いでごまかすが、実際エヴァンジェリーナには若さと美貌以外は何もないのだ。その美貌も妹に劣る。
とにかく皇帝の目には、彼女が皇太子妃として相応しいとは思えなった。
やれやれとため息を吐くと、隣から皇后がそっと耳打ちする。
「陛下、誰かを選んだだけましでございましょう?」
「それはそうだが……」
皇后は、相手は誰でもいいからレオナルトに結婚してほしかった。
ライバルである皇帝の愛妾の息子、第二皇子が昨年結婚し早くも子どもが生まれているので焦っている。
「彼女には、非常に強い治癒力があると言われているそうですよ」
畳みかけるように進言され、皇帝は考え込んだ。
「治癒力か……」
聖なる力と言われる治癒力は確かに貴重である。
とにかく皇帝の目には、彼女が皇太子妃として相応しいとは思えなった。
やれやれとため息を吐くと、隣から皇后がそっと耳打ちする。
「陛下、誰かを選んだだけましでございましょう?」
「それはそうだが……」
皇后は、相手は誰でもいいからレオナルトに結婚してほしかった。
ライバルである皇帝の愛妾の息子、第二皇子が昨年結婚し早くも子どもが生まれているので焦っている。
「彼女には、非常に強い治癒力があると言われているそうですよ」
畳みかけるように進言され、皇帝は考え込んだ。
「治癒力か……」
聖なる力と言われる治癒力は確かに貴重である。



