サラはリーナの髪を整えながら、うーんと考える。
「やはり、お世継ぎを授かることでしょうか」
ハッとして顔を赤くすると同時に、リーナはうつむいた。
「でも、私はどうしたらいいかわからないわ……」
初夜でどんなことをするのかくらいはわかっているが、なにしろ前世では失敗している。
「大丈夫ですよ。殿下にお任せしましょう」
こくりと頷いたリーナの胸には、羞恥心に代わって悲しみが広がってくる。
前世の初夜では、取り返しのつかない大きな失態を犯してしまった。
彼の体に残る大きな傷痕に驚いて、こともあろうに震えながら泣き出したのだ。
背中を向けて寝室を出て行く彼に、慌てて『申し訳ありません』と謝ったけれど、悪気があるとかないとかでは済ませられない。
その日以来、戦争が始まるまでの五カ月間、彼は一度も寝室には来なかった。
(本当に、失礼なことをしてしまったわ……)
「やはり、お世継ぎを授かることでしょうか」
ハッとして顔を赤くすると同時に、リーナはうつむいた。
「でも、私はどうしたらいいかわからないわ……」
初夜でどんなことをするのかくらいはわかっているが、なにしろ前世では失敗している。
「大丈夫ですよ。殿下にお任せしましょう」
こくりと頷いたリーナの胸には、羞恥心に代わって悲しみが広がってくる。
前世の初夜では、取り返しのつかない大きな失態を犯してしまった。
彼の体に残る大きな傷痕に驚いて、こともあろうに震えながら泣き出したのだ。
背中を向けて寝室を出て行く彼に、慌てて『申し訳ありません』と謝ったけれど、悪気があるとかないとかでは済ませられない。
その日以来、戦争が始まるまでの五カ月間、彼は一度も寝室には来なかった。
(本当に、失礼なことをしてしまったわ……)



