死に戻ったお荷物姫は半年後の処刑を回避したい~でも、冷徹皇太子からの溺愛は想定外です!~

 そんなときは剣で揺れるリーナからのプレゼントを見つめ自分を励ました。

『必ず生きて帰ってください。どんな傷だって、私が必ず治しますから』

 涙を浮かべてリーナが言った言葉を胸に、顔に傷を負おうが構わず必死に戦った。

 ただ、リーナに勝利を報告するために。

 最後の魔獸を倒したレオは『リーナ』と呟き、その場に倒れ込んだ。まさに死闘だった。

「この美しいお顔に、傷が残らなくてよかったです」

「そうか、リーナは俺の顔が好きなんだな?」

 彼女は「レオはイジワルですね」と口を尖らせる。

「ごめんごめん」

「でも、好きですよ。だって本当に綺麗なんだもの」

 クスクス笑いながらリーナは自分から唇を重ねた。

「君は本当にかわいい人だ」

 リーナの潤んだ瞳を見つめると、とめどなく愛おしさが溢れてくる。