死に戻ったお荷物姫は半年後の処刑を回避したい~でも、冷徹皇太子からの溺愛は想定外です!~

 レオが回復したとも知らずに『私に殿下の治療をさせてください!』と続けた。

 部屋から出た皇帝が、ヴィクトリアに詳しく話すよう促した。

『お前が知るすべてを話すといい』

『はい陛下。私は常々エヴァンテリーナを怪しみ調べておりました。すると庭園の遺跡から石を持ち出しているのを見ました。部屋を調べればわかるはずです』

 皇帝は従者にリーナの部屋を調べるよう指示し、それを見たヴィクトリアは皇帝に礼を述べた。

『お話を聞いてくださりありがとうございます陛下』

『してヴィクトリアよ。お前はエヴァンテリーナとは違うと言うのだな?』

『はい。私の力は我が一族の女性だけが受け継ぐ、純粋な治癒力でございます』

 ひと通りの言い分を部屋から聞いていたレオは、ここぞとばかりに検証を思いつき、従者を使って皇帝に耳打ちした。

 皇帝はレオから言われた通り、ヴィクトリアを別室に行かせた。