大神官からも『もう教えることはありません。これからはご自身で鍛練を積んでください』と言われた。
大丈夫。今朝も遺跡のミストをたっぷり浴びている。
(レオを助けるわ)
リーナは大きく息を吸い、促されるまま中に入った。
室内にはなんとも言えない臭気が立ちこめている。血と、薬草と、そして魔獸に襲われた傷から出る独特の臭い。
レオは苦悶の表情を浮かべたまま気を失っている。
しかもその顔には大きな裂傷があり、ぱっくりと開いた傷口から黒い液のようななにかが垂れていた。
「エヴァンテリーナ、早くレオを助けるんだ」
「リーナ、お願いよレオを助けて」
皇帝が厳しい顔で厳命し、皇后が涙ながらに訴える。
「はい」
神官たちが横たわるレオを取り囲み神聖力を注いでいるが、見た目にもあまり効果はないように見える。彼らはリーナに譲るようにその場所から離れた。
大丈夫。今朝も遺跡のミストをたっぷり浴びている。
(レオを助けるわ)
リーナは大きく息を吸い、促されるまま中に入った。
室内にはなんとも言えない臭気が立ちこめている。血と、薬草と、そして魔獸に襲われた傷から出る独特の臭い。
レオは苦悶の表情を浮かべたまま気を失っている。
しかもその顔には大きな裂傷があり、ぱっくりと開いた傷口から黒い液のようななにかが垂れていた。
「エヴァンテリーナ、早くレオを助けるんだ」
「リーナ、お願いよレオを助けて」
皇帝が厳しい顔で厳命し、皇后が涙ながらに訴える。
「はい」
神官たちが横たわるレオを取り囲み神聖力を注いでいるが、見た目にもあまり効果はないように見える。彼らはリーナに譲るようにその場所から離れた。



