レオから遺跡の治癒力の話はまだ口外しないよう言われている。アイゼンベルク公爵家の動きを注意しなければならないからだ。
「新しい遺跡でございます。皇太子殿下が青霧遺跡と名付けられました」
「そう……。それでどんな力があるのかしら?」
気持ちを落ち着けながら、レオから言われている通りに答えた。
「まだわかりませんが、月夜に見ると霧が青く光るので、なんらかの力があるようです」
「月夜……」と考え込んだ彼女は「あなたはさっきなにをしていたの?」と聞いてきた。
「私は霧の国から来ましたので、この霧に包まれると故郷を思いだすのです」
それがすべてではないが、嘘ではなかった。
「私たちも霧に浴びてみようかしら」
「どうぞ」
止める理由はないので道を譲った。発見当初は道はなかったが、今は庭師が整備して細い石畳が遺跡にむかって延びている。
「新しい遺跡でございます。皇太子殿下が青霧遺跡と名付けられました」
「そう……。それでどんな力があるのかしら?」
気持ちを落ち着けながら、レオから言われている通りに答えた。
「まだわかりませんが、月夜に見ると霧が青く光るので、なんらかの力があるようです」
「月夜……」と考え込んだ彼女は「あなたはさっきなにをしていたの?」と聞いてきた。
「私は霧の国から来ましたので、この霧に包まれると故郷を思いだすのです」
それがすべてではないが、嘘ではなかった。
「私たちも霧に浴びてみようかしら」
「どうぞ」
止める理由はないので道を譲った。発見当初は道はなかったが、今は庭師が整備して細い石畳が遺跡にむかって延びている。



