すると、まるで体の中心に明るい光でも灯ったような不思議な感覚になり、リーナの髪の先がキラキラと輝く。考えずともわかる。これは治癒力だ。体に治癒力が漲っている。
かつて経験した覚えのないほどの強い力に、リーナは思わず自分の両手の手のひらを見つめた。
「リーナ、試してみよう」
レオは腰に差した剣を鞘から僅かに引き出し、指先を切った。
アッと声を上げる暇もない。ポタポタと垂れる血と躊躇なく切る仕草に驚きつつ、リーナは考える間もなく慌てて手を翳した。
リーナの手のひらが青白く輝き、レオの指先から血が止まる。
使った気がしないほど軽い力だ。リスの足を治したときは全力を使い果たしたほど疲れたのに。
レオが遺跡から流れる水で指先の血を洗うと、傷は完全に消えていた。
「ちなみにこの水だけでは治らない。実験済みだ」
そう言った彼はさっき切ったほうではない手の指先を見せた。ここを見つけたときにさっきのように切って水につけてみたり、石に触れてみたりしたらしい。
「結局治らなかったが、今リーナの力を感じたときに、こっちの傷まで治ったよ。リーナ、よかったな。君の力は本物だ」
凄いなと明るく笑うレオにつられてリーナも笑顔になる。
笑顔は崩れて涙が溢れ、レオの胸の中で泣いた。
かつて経験した覚えのないほどの強い力に、リーナは思わず自分の両手の手のひらを見つめた。
「リーナ、試してみよう」
レオは腰に差した剣を鞘から僅かに引き出し、指先を切った。
アッと声を上げる暇もない。ポタポタと垂れる血と躊躇なく切る仕草に驚きつつ、リーナは考える間もなく慌てて手を翳した。
リーナの手のひらが青白く輝き、レオの指先から血が止まる。
使った気がしないほど軽い力だ。リスの足を治したときは全力を使い果たしたほど疲れたのに。
レオが遺跡から流れる水で指先の血を洗うと、傷は完全に消えていた。
「ちなみにこの水だけでは治らない。実験済みだ」
そう言った彼はさっき切ったほうではない手の指先を見せた。ここを見つけたときにさっきのように切って水につけてみたり、石に触れてみたりしたらしい。
「結局治らなかったが、今リーナの力を感じたときに、こっちの傷まで治ったよ。リーナ、よかったな。君の力は本物だ」
凄いなと明るく笑うレオにつられてリーナも笑顔になる。
笑顔は崩れて涙が溢れ、レオの胸の中で泣いた。



