ふと皇太后が左右に首を振っているのに気づいた。
「リーナ。なにを言うんだ。皇太子妃はお前しかいないのだよ?」
「でも……」
皇太后はリーナの隣に移動してくると、リーナをしっかりと抱き寄せた。
「大丈夫だ。心配しないで不安をそのままレオにぶつけるといい」
リーナの肩を撫でる皇太后の手から温もりと優しさが伝わってきて、涙が込み上げる。ヴァイス帝国に来てからずっと張り詰めていた気持ちが、柔らかく解されていくようだ。
「それでも不安が消えないならここにおいで」
嗚咽を堪えながら声を振り絞り「ありがとうございます……」と礼を言い、リーナはそっと涙を拭った。
リーナが皇太子宮に帰ってきたのは午後の四時頃だった。
「リーナ。なにを言うんだ。皇太子妃はお前しかいないのだよ?」
「でも……」
皇太后はリーナの隣に移動してくると、リーナをしっかりと抱き寄せた。
「大丈夫だ。心配しないで不安をそのままレオにぶつけるといい」
リーナの肩を撫でる皇太后の手から温もりと優しさが伝わってきて、涙が込み上げる。ヴァイス帝国に来てからずっと張り詰めていた気持ちが、柔らかく解されていくようだ。
「それでも不安が消えないならここにおいで」
嗚咽を堪えながら声を振り絞り「ありがとうございます……」と礼を言い、リーナはそっと涙を拭った。
リーナが皇太子宮に帰ってきたのは午後の四時頃だった。



