死に戻ったお荷物姫は半年後の処刑を回避したい~でも、冷徹皇太子からの溺愛は想定外です!~

「そのときはそのときよ。それにね、アイゼンベルク公爵家のお茶会の参加は今日で最後にするつもりだから」



 そして午後、時間ぴったりに公爵邸に着いた。

 今回の手土産はリーナが刺繍を施したリボンだ。

 侍女長やサラと相談して、仕上がりも見てもらった。皇太子妃の手作りの品に文句をつければ侮辱罪になると身に染みているから心配ないと言っていたし、これが彼女への最初で最後のプレゼントだと思えば心を込められた。

 案内されるまま庭園に行くと、前回同様に招かれた令嬢たちがいて、ヴィクトリアはいなかった。

「ごきげんよう」

 今日は皆色とりどりのドレスを着ている。ドレスの色の指定は本当になかったようだ。ホッとしながら挨拶を交わしていると「ヴィクトリア様はお客さまのようです」とひとりの令嬢が教えてくれた。

「そうですか」

「あ、お見えになったわ」