死に戻ったお荷物姫は半年後の処刑を回避したい~でも、冷徹皇太子からの溺愛は想定外です!~

 いったいいつ寝たのかわからないほど夢中で、次の日朝の光の中で目が覚めたときはレオがキスをしてくれた。幸せでうれしくて彼の胸の中にすっぽりと入り込みまた寝てしまった。

 次に目が覚めたのはお昼過ぎ。お腹が空いてようやく起きた。

 様子を見にきたサラによると、レオから『ゆっくり休ませるように』と言われていたらしい。

 やけにうれしそうなサラと侍女たちに気遣われながらの湯浴みはとても恥ずかしかった。体のあちこちに残る赤い痣が最初はなんだかわからなくて、いつの間にこんなに虫にさされたのかと焦ったけれど『殿下ったら、これではドレスで隠しきれませんね』とサラと侍女が呆れているのを聞きようやく思い出した。

 レオは体中あちこちに吸いついていた……。

 思い出した今でも羞恥心で顔から火が出そうになり、頬を両手で包む。

(でも、あれきりだわ)