死に戻ったお荷物姫は半年後の処刑を回避したい~でも、冷徹皇太子からの溺愛は想定外です!~

 今は引退して静かに暮らしているが、彼女の影響力は大きい。

「たまには遊びに連れておいで。ミスティアの話を聞いてみたい」

「ありがとうございます」

 もっと早く来ればよかったと反省しながら離宮を辞した。

 皇太后は気難しいところがありリーナの後継者を頼むのは無理かと思っていたが、会えばきっとリーナを気に入ってくれるだろう。皇太后が味方についてくれるのは大きい。

 夕べリーナを抱いた。

 帝国に来てからすでに二カ月。彼女は見た目にもずいぶんと体力がついた。これでもう、いつ本当の夫婦になっても問題ないとは思っていたが、いざとなるときっかけが掴めずにいた。

 込み上げる想いに身を任せ、愛しむように愛した。

 どんなに抱いても彼女への愛情は増すばかりだ。自分の中にこんなに激しい感情があったとは……。

 宮殿に帰る道々、彼女のためにもなんとかしようと考えた。