死に戻ったお荷物姫は半年後の処刑を回避したい~でも、冷徹皇太子からの溺愛は想定外です!~

「リーナ、本当の夫婦になろう」

 でもまだそんなに太れていないのに、などと動揺したのも束の間で繰り返される口づけにただ夢中になった。

 本当の夫婦。

 甘さと痛みと、そしてリーナは感じたことのない幸福感に包まれた。

「リーナ。君を愛してる」

 そう言われたとき、自ずと頬に涙が伝った。

(レオ、なによりも大切な人……)

 強く抱きしめてくるこの温もりを二度と失いたくはない。

「ずっと私を離さないで、レオ」

 切なる思いを胸にそう囁くと、彼はにっこりと微笑んだ。

「もちろんだ。離すものか」

 愛してるという言葉は、リーナの口の中に溶けていく……。