死に戻ったお荷物姫は半年後の処刑を回避したい~でも、冷徹皇太子からの溺愛は想定外です!~

「私が指示して作らせたものですが、社交活動をされるとは思わず確認を怠りました……申し訳ございません」

 なるほどそうかと納得した。実際に前世ではそうだった。後ろ盾もなく、知り合いもいないリーナが社交活動をできるはずがない。自ら主催して呼ぶ勇気もなかったし、参加したのは宮殿で開かれる舞踏会だけ。宮殿の外に出かけたのは皇后に誘われたときだけだった。

「気にしないでください、侍女長。そもそも公爵家に行くなんて無謀だったのです」

 言いながらその通りだと悲しくなる。

「妃殿下……」

 ヴィクトリアは皇太子はとして最も相応しいと称えられていた女性だ。どこを見ても彼女に劣る小さな国の皇女に、その席を奪われたらおもしろくないに決まっている。もしかしたら親しくなれるなんて、ありえない期待だった。

「どうぞこれからは私になんなりと相談してください。午後のティータイムには必ず参りますから」

「ありがとう」