宮殿はとにかく広いので人手が足りないと勝手に納得していたし、サラだけでは掃除も大変なので、実は密かにリーナも手伝っていた。それでもミスティアでの生活に比べれば十分に心地よく、まったく不満などなかった。
「五人は舌を抜かれて追放されるところでしたが」
「えっ、し、舌を?」
リーナは驚きのあまり両手で口もとを覆った。想像しただけで痛い。
「はい。不始末を犯した使用人は舌を抜かれて追放されるのが皇室の決まりですから。ですが妃殿下が心配されるだろうと、今回に限り、殿下が温情をくださりました」
「舌を抜かれなくてよかったわ……」
思わず呟く。
「私の監督不行き届きです。大変申し訳ございませんでした」
「あ、いえ」と口ごもった。
こんなとき、皇太子妃としてどう答えたらいいかわからない。けれども明日からは教育係が来てくれる。
「五人は舌を抜かれて追放されるところでしたが」
「えっ、し、舌を?」
リーナは驚きのあまり両手で口もとを覆った。想像しただけで痛い。
「はい。不始末を犯した使用人は舌を抜かれて追放されるのが皇室の決まりですから。ですが妃殿下が心配されるだろうと、今回に限り、殿下が温情をくださりました」
「舌を抜かれなくてよかったわ……」
思わず呟く。
「私の監督不行き届きです。大変申し訳ございませんでした」
「あ、いえ」と口ごもった。
こんなとき、皇太子妃としてどう答えたらいいかわからない。けれども明日からは教育係が来てくれる。



