死に戻ったお荷物姫は半年後の処刑を回避したい~でも、冷徹皇太子からの溺愛は想定外です!~

 苦笑しつつ間もなく現れた秘書官オスカーに五人の貴族の名前を告げた。

「その者たちに皇室侮辱罪の適用を求め次の議会に提出する旨を通達してくれ」

「えっ? アイゼンベルク公爵も、ですか?」

「ああそうだ。前もって教えるだけありがたいと思えとな。理由は侍女長に聞くといい」

 それ相応の責任をとってもらう。

 戸惑いながらオスカーが部屋を出ていくとレオもまた部屋を出た。

 約束通りリーナと庭園を散歩するために。



 リーナは散歩の支度を整えて待っていた。

 周りにはサラのほか三人の侍女がいる。侍女長が早速手配したようだ。

「待たせてしまったな」

「いいえ」

 にこにこと笑みを浮かべる彼女は、先ほどよりも元気そうに見えた。

受けた侮辱を考えればそう簡単に立ち直れるはずもなく、それだけ我慢強いのかもしれない。

「その後、遺跡は目星はついたか?」