死に戻ったお荷物姫は半年後の処刑を回避したい~でも、冷徹皇太子からの溺愛は想定外です!~

 シュンとしてうつむくリーナの肩に手を回した。

「君のせいじゃない。大変だったな」

「勉強不足でした。せっかく図書室に資料があるのに、ヴィクトリア嬢に失礼なことをしてしまって申し訳ないです」

 違う。彼女はなにも悪くない。強いて言えばこの状況を気づかなかった自分のせいだ。たまらず抱き寄せた。

「リーナ。今度は行くのではなく招いたらどうだ? うちの騎士にリーナと同い年の妹がいる。いい話し相手になるだろうから」

「ありがとうございます」

 間もなくサラが侍女長やほかの侍女たちと一緒に入ってきた。サラはあきらかに動揺している。

 その場ではなにも言わず、リーナとお茶を楽しんだ。

「リーナ。この部屋はどうだ? 俺の部屋の近くも空いているんだが、よかったら引っ越してみるか?」

「私はこのお部屋とても好きです。花の香りがするし庭園の見晴らしもいいので」

「そうか」