彼女の部屋は皇太子宮の一角にある。レオの部屋と同じフロアだが、距離にすれば遠くいくつか角を曲がってたどり着くため入口は見えない。
離れてはいるがその部屋からは庭園がよく見渡せる。レオの部屋は本宮がよく見えるものの景色はいいとは言えない。
彼女の気晴らしになるためを思い用意したが、もしかするとほかの者には軽んじているように映っているのかもしれなかった。
『もしかするとですが、妃殿下はこの宮殿で冷遇されているかもしれません』
先ほどの騎士がそう言って顔を曇らせた。
『なんだって?』
彼はリーナを宮殿に帰した後、急いで公爵邸にいる内通者に連絡を取った。公爵邸で侍女をしている内通者から、お茶会での一部始終を聞いた。
『公女様が特定の花にアレルギーがあるのは周知の事実です。妃殿下がご存じないとなると誰も教えてなかったのではないでしょうか』
それはおかしい。侍女長が貴族の詳細を記した記録を彼女に渡しているはずだ。
離れてはいるがその部屋からは庭園がよく見渡せる。レオの部屋は本宮がよく見えるものの景色はいいとは言えない。
彼女の気晴らしになるためを思い用意したが、もしかするとほかの者には軽んじているように映っているのかもしれなかった。
『もしかするとですが、妃殿下はこの宮殿で冷遇されているかもしれません』
先ほどの騎士がそう言って顔を曇らせた。
『なんだって?』
彼はリーナを宮殿に帰した後、急いで公爵邸にいる内通者に連絡を取った。公爵邸で侍女をしている内通者から、お茶会での一部始終を聞いた。
『公女様が特定の花にアレルギーがあるのは周知の事実です。妃殿下がご存じないとなると誰も教えてなかったのではないでしょうか』
それはおかしい。侍女長が貴族の詳細を記した記録を彼女に渡しているはずだ。



