大きく息を吸ったリーナは隣に置いた手土産を見た。
前世でした失敗のひとつは手土産だった。手編みのレースを施したハンカチは粗末だと笑われて、それならばと宝石を持っていくと、施しを求めたわけじゃないと突き返された。
結局なにが正解だったのかわからない。
「令嬢が気に入ってくれるといいけれど」
今回用意したのは宮殿の庭園の花で作ったポプリだ。彩りもいいし香りも自然で優しい。器は職人が手作りした薄く美しいガラスでできている。
「きっと喜んでくださいますよ……」
伏し目がちに微笑むサラにハッとした。
自分のせいで彼女まで不安にさせてはいけないと、慌てて笑顔を向ける。
「気に入ってもらえなくてもいいわ。気持ちだけ伝われば満足よ」
「ええ、そうですね。妃殿下のお気持ちは伝わります」
前世でした失敗のひとつは手土産だった。手編みのレースを施したハンカチは粗末だと笑われて、それならばと宝石を持っていくと、施しを求めたわけじゃないと突き返された。
結局なにが正解だったのかわからない。
「令嬢が気に入ってくれるといいけれど」
今回用意したのは宮殿の庭園の花で作ったポプリだ。彩りもいいし香りも自然で優しい。器は職人が手作りした薄く美しいガラスでできている。
「きっと喜んでくださいますよ……」
伏し目がちに微笑むサラにハッとした。
自分のせいで彼女まで不安にさせてはいけないと、慌てて笑顔を向ける。
「気に入ってもらえなくてもいいわ。気持ちだけ伝われば満足よ」
「ええ、そうですね。妃殿下のお気持ちは伝わります」



