サラが手を掛けたドレスは白地で薄いグリーンの柄が入っている。グリーンとピンクの糸が編み込んであるレースが素敵だった。
「そうね。それにするわ」
前世ではお茶会にはほとんど参加していないし、ほんの数回参加したお茶会では、その度に酷い目に遭った。
『妃殿下は本当にお人形のようね』
人形姫――表向きは人形のように可愛い姫。その実は人形のようになにもできないお飾りの存在という侮蔑が込められている。お荷物姫とは言われない代わりに、人形姫と揶揄されているのをリーナは知っていた。
皇太子の栄光の影にいる、なんの取り柄もない貧相なお飾り人形姫。
そう言われているのを皇室の舞踏会で小耳にはさんでいたし、意地の悪い貴族はわざわざリーナに聞こえるように噂話をしていた。
「そうね。それにするわ」
前世ではお茶会にはほとんど参加していないし、ほんの数回参加したお茶会では、その度に酷い目に遭った。
『妃殿下は本当にお人形のようね』
人形姫――表向きは人形のように可愛い姫。その実は人形のようになにもできないお飾りの存在という侮蔑が込められている。お荷物姫とは言われない代わりに、人形姫と揶揄されているのをリーナは知っていた。
皇太子の栄光の影にいる、なんの取り柄もない貧相なお飾り人形姫。
そう言われているのを皇室の舞踏会で小耳にはさんでいたし、意地の悪い貴族はわざわざリーナに聞こえるように噂話をしていた。



