「ところでリーナ。君の夢はなんだ?」
彼女がなにを望むのかまずは知りたかった。
「夢ですか?」
うーんと考えこんだ彼女は瞼を落としたまま、悲しげに小さく呟く。
「生き抜くことです」
思いがけない答えにハッとして目を見張った。
(生き抜く?)
リーナは「大げさですよね」と照れたように笑うが、レオはとても笑えなかった。いったいなにがあると死の恐怖に怯える者のような答えになるのか。
「今が十分幸せなので、このままの幸せがずっと続きますように。それが夢です」
「そうか……。リーナは欲がないな」
小さな肉の一切れを口に運ぶ彼女をじっと見つめて考え込む。
ミスティアで虐げられていたとは聞いたが、命の危険に晒されるほどだったのかもしれない。サラにもう一度よく聞いてみようかと思いを巡らせていると、ふいに顔を上げたリーナと目が合った。
彼女がなにを望むのかまずは知りたかった。
「夢ですか?」
うーんと考えこんだ彼女は瞼を落としたまま、悲しげに小さく呟く。
「生き抜くことです」
思いがけない答えにハッとして目を見張った。
(生き抜く?)
リーナは「大げさですよね」と照れたように笑うが、レオはとても笑えなかった。いったいなにがあると死の恐怖に怯える者のような答えになるのか。
「今が十分幸せなので、このままの幸せがずっと続きますように。それが夢です」
「そうか……。リーナは欲がないな」
小さな肉の一切れを口に運ぶ彼女をじっと見つめて考え込む。
ミスティアで虐げられていたとは聞いたが、命の危険に晒されるほどだったのかもしれない。サラにもう一度よく聞いてみようかと思いを巡らせていると、ふいに顔を上げたリーナと目が合った。



