力ない笑みを口もとに浮かべリーナはうつむいた。
「申し訳ありません……」
レオはリーナの肩に手をかけた。
「リーナ? どうして謝るんだ?」
その声は怒っているようにもガッカリしているようにも聞こえず、温かくて優しい声だ。それがなおさらつらい。
「私は治癒力を望まれて帝国に来ましたのに」
申し訳なくて涙が込み上げてくる。
だからと言って泣いてしまってはレオを困らせる。リーナは唇を噛んで必死に堪えた。
「聞いてくれリーナ。俺は君に治癒力があろうとなかろうと関係ない」
(えっ?)
そっと顔を上げると、レオはにっこりと微笑んだ。
「傷を治してもらったあのとき、確かに驚いたし感動した。だが、それ以上になんて可愛い子なんだろうと見惚れたんだ」
なにを言い出すのかと頬を染めるリーナの両肩に手をかけたレオは「本当だ」と訴えるように語りかけた。
「申し訳ありません……」
レオはリーナの肩に手をかけた。
「リーナ? どうして謝るんだ?」
その声は怒っているようにもガッカリしているようにも聞こえず、温かくて優しい声だ。それがなおさらつらい。
「私は治癒力を望まれて帝国に来ましたのに」
申し訳なくて涙が込み上げてくる。
だからと言って泣いてしまってはレオを困らせる。リーナは唇を噛んで必死に堪えた。
「聞いてくれリーナ。俺は君に治癒力があろうとなかろうと関係ない」
(えっ?)
そっと顔を上げると、レオはにっこりと微笑んだ。
「傷を治してもらったあのとき、確かに驚いたし感動した。だが、それ以上になんて可愛い子なんだろうと見惚れたんだ」
なにを言い出すのかと頬を染めるリーナの両肩に手をかけたレオは「本当だ」と訴えるように語りかけた。



