リーナの母は貴族ではなく山間に住む少数民族だ。彼女を産んですぐに亡くなったため母の記憶はないが、残された肖像画の母は真っ赤な髪をしていた。
母の髪の色を半分受け継いでいるリーナのピンク色の髪は、王族として相応しくないとも言える。かわいい色だと褒めるのはなにも知らない子どもばかりで、大人たちは『できそこないの証拠だ』と嘲笑した。
とはいえ目立って虐げられてきたわけではない。
国民や貴族の前で恥をかいたと食事を抜かれてしまうとか、塔に閉じ込められのは自分が悪いのだし、ドレスが妹のお古だとか、ほんの少し侍女たちに意地悪をされたのも、王族なのに披露できない力しかないのがいけないのだとリーナは思っている。
この結婚の話があったとき、ミスティアは大騒ぎになった。
母の髪の色を半分受け継いでいるリーナのピンク色の髪は、王族として相応しくないとも言える。かわいい色だと褒めるのはなにも知らない子どもばかりで、大人たちは『できそこないの証拠だ』と嘲笑した。
とはいえ目立って虐げられてきたわけではない。
国民や貴族の前で恥をかいたと食事を抜かれてしまうとか、塔に閉じ込められのは自分が悪いのだし、ドレスが妹のお古だとか、ほんの少し侍女たちに意地悪をされたのも、王族なのに披露できない力しかないのがいけないのだとリーナは思っている。
この結婚の話があったとき、ミスティアは大騒ぎになった。



