君に会うために

 
表紙の通りだよ!

去年、ちょっとしたいきさつで同好会の会長なんてのを引き受けた。

それは本当にちょっとしたことだった。

仕事は特にないと言われてた。

なのにっ!

『部活紹介、よろしく。会長の仕事、だよね?』

顧問のあの憎ったらしい顔。
今までにも何度か性格悪いんじゃないかと思ったことはあったけれど、これで確定だ。
アイツはマジで性格悪いっ!
墓場まで呪いに行ってやる!

「次は文学同好会です。よろしくお願いします」

生徒会役員で同じクラスのサキちゃんが言った。
あんなにたくさんの生徒の前で堂々としゃべれるあの才能って一体何?

頭真っ白でとりあえず作ってきた作文を読み上げてなんとか終わらせた。