蒼「なんの話してたの?魔法がどうとか」

梨々香「なんでもないです。早く教室行きましょう」

蒼「なんでもないのに麗音があんな顔するか?悲しそうな心底心配してるような目してたぞ」

梨々香「・・・ほんとになにもないですよ。早く教室行きましょう」

蒼「じゃあ雑談でもするか?」

梨々香「はぁ、またですか?話すことないでしょう」

蒼「じゃあ俺からの質問に答えなかったら成績下げようかなぁ」

梨々香「汚いです。職権乱用です。最低です。」

蒼「めっちゃ悪口言うじゃん」

梨々香「事実です。」

蒼「じゃあ質問です!さっきの魔法ってどうゆうこと?」

梨々香「懲りないですね。そのままの意味ですよ。魔法をちゃんと継続しとけよ、と言われただけです。」

蒼「つまり、ずっと魔法を使ってるってこと?てことは今も使ってるの?」

梨々香「はい。」

蒼「何に使ってるの?その魔法。本当に使ってるようには見えないんだけど?」

梨々香「そうでしょうね。だって認識阻害の魔法をかけてるので」

蒼「認識阻害で何を隠してるの?」

梨々香「風魔法、氷魔法、幻影魔法です。」

蒼「何に使ってるんだ?」

梨々香「飛ぶのとそれを隠すためです。」