梨々香「は?バカじゃないし!IQ200あるし!」

麗音「そういうとこだよ、てかIQ200あるのになんで毎回赤点ギリギリの点数とるんだよ」

梨々香「平均点を取り続けると、疑われそうだし、だったら赤点ギリギリとった方がよくない?」

麗音「バカ認定されてもか?それにお前運動も全然できないんじゃないのか?」

梨々香「それは毎回体育を見学してるから?」

麗音「そうだな。」

梨々香「だって仕方ないじゃない。麗音だって知ってるでしょ?私は・・・」
足が動かないのだから。そう言おうとして咄嗟に口を閉じた。

麗音「ごめん、僕が悪かった。」

蒼『おーい、そこ話してないで早く教室戻れ〜』
北条先生の声がホールに響く。周りをみると残っているのは私達だけだった。

麗音「やばっ、梨々香早く行くぞ!」

梨々香「え?なんで早く行かないとなの?」

麗音「北条先生はキレると怖いんだよ、」

蒼「あっ、佐藤梨々香は残るんだぞ〜」

梨々香「え?なんでですか?」

蒼「転校生を紹介しないとだからな」

梨々香「わかりました。じゃあ麗音、また後でね」

麗音「あぁ、無理だけはするなよ。魔法きれないようにな」

梨々香「わかってる」

麗音「またな」
そう言って麗音はホールから出ていった。