麗音「梨々香？危ないことはしないって約束また破るつもりなの？」

梨々香「麗音､､､違う、そうじゃない、そうゆう手段もあるってことを言いたかっただけで他の意図はないの。本当なの」

麗音「わかった。信じてあげる。でも、次同じこと言ったらわかってるよね？」
私は頷いた。

梨々香「わかったっ、気をつける、から。だから許してっ！」

必死に言うと麗音が柔らかい笑みになった。さっきまでは睨み殺さんばかりのお怒りようだったのに。

麗音「ちゃんと誓える？」

梨々香「ちゃんと、ちゃんと誓える！だから、私から離れないでっ！おねがい」

麗音「大丈夫、僕たちは絶対に梨々香から離れないよ。ねぇ梨々香もう体限界なんじゃない？」

梨々香「え？そんなことないよ？まだまだ元気だよ。」

麗音「じゃあ自分の足に目を向けてみろよ」

梨々香「足？っ！」

麗音に言われて足を見てみると小刻みに震えていた。

麗音「さっき毅然とした態度で話していたけどあれ強がりだよね？本当は怖かったんでしょ？無理してまであんなこというなんて本当にすごいね」

梨々香「だって舐められないようにしないとって、キラはなんか級長やってるし、私だって一応王女だからって、男の子を怖がってるなんてダサいからがんばらないとって、なっちゃって我慢してた」

麗音「はぁ、なんですぐ自分の心を押し殺そうとするわけ？君は本当にバカだね」