梨々香「兄貴の血がまだ残ってるから大丈夫」

麗音「まだそれ飲んでんの?そろそろ飽きてよ。飽きて忘れて僕のところに来てよ」

梨々香「ごめん、麗音のところには行きたいけど、兄貴こことまでは忘れたくないの、兄貴のことは私が覚えとかないといけないの。だから全部終わったら、決着をつけられたら、そしたら麗音のとこに行かせてほしい。だからそれまで待ってて、おねがい」

麗音「わかった。無理だけはするなよ」

梨々香「わかってる。でも万が一なにかあったらその時はよろしくね」

麗音「・・・わかった。でも、s「梨々香〜!洗脳なんかしないでよぉちゃんと挨拶終わらせたから褒めて〜」

はぁめんどくさいのが戻ってきた。

梨々香「おーえらいえらい(棒読み」

綺羅「なんで棒読みなのぉお兄様泣いちゃうよ⁉︎」

梨々香「どうぞご勝手に泣いてください。あと自分でお兄様って言わないで鳥肌たつから」

綺羅「妹が毒舌だよぉなぁ紅雅はこんなときどうする?」

紅雅「は?なんで俺に話を振るんだよ。てか、俺妹いねぇし、」

梨々香「弟がいるじゃない。麗音と星夜が、」

紅雅「梨々香⁉︎裏切ったなぁ〜俺を売らないでよぉ〜」

麗音「紅雅、うるさい。静かにしろ」

梨々香「麗音がこう言ってるし、黙ってくれない?」

紅雅「味方がいないぃ〜」

綺羅「とにかく俺を癒してぇ〜」

抱きつこうとしてきた綺羅に蹴りを入れた。

綺羅「いった!酷いよ、お兄様を蹴るなんてぇ」

梨々香「なんも酷くないでしょう?何度も言うけど自分のことをお兄様って呼ばないで恥ずかしい」

?「ブッ、フフ」
誰か吹き出した?誰だろう?周りを見ると笑いをこらえてる人が一人いた、それは・・・

雪那「アハハハ、本当バカみたいな話ばっかだな、」
冷泉雪那だった。

梨々香「冷泉さんって笑うんですね。意外でした。」

雪那「あんたらの話がくだらなすぎたんだよ、あんたいいね、幸せそうで」

梨々香「あら、私を幸せだと言うんだったら世の中の人の大体は幸せですね?あと、あんたって呼ぶのやめてもらえますか?」

一瞬で雪那の雰囲気が変わった。

雪那「は?それってどうゆう意味?自分のこと悲劇のヒロインだとでも思ってるの?」

梨々香「想像にお任せします。私はどれだけがんばってもあの時にはもう戻ることが出来ないんですよ。私がいくらがんばってもね、まぁ一つだけ方法はありますけど」