獅子崎先輩は目を見開いて、
虎河「全員知ってるんだな。」

綺羅「当たり前だろ。俺の妹なんだから」

梨々香「綺羅ドヤらないで、気色悪い。あと血は繋がってないわ。」

紅雅「おーい、ラブラブしてないで、早く終わらせろよ、綺羅。」

梨々香「は?なにいってんの?紅雅、なにを見て私と綺羅がラブラブだと言っているの?」

紅雅「綺羅のシスコンぶりとか?」

梨々香「綺羅のシスコンは自他共に認めてるからいいわ。じゃあ綺羅、早く級長挨拶終わらせてきて、おねがい?」

私はピンク色の霧を綺羅に纏わせて洗脳した。すぐに綺羅の瞳から光が消えた。よし、洗脳完了!

梨々香「早くステージにあがって?お兄様?」

そういうと綺羅はステージに向かって飛んでいった。

麗音「兄貴まで洗脳するんだな、綺羅里(きらり)王女?」

梨々香「あら、なにか問題があって?麗音?」

麗音「吸血鬼の中でトップクラスの強さを持つ綺羅をも洗脳するほどの力を持っていて問題がないと言えるわけがないだろ。」

梨々香「双子の義妹(いもうと)なんだからおかしくはないでしょ?」

麗音「血が繋がってたらな。だが、お前たち双子は血が繋がっていないだろ。」

梨々香「私個人の能力が高いのと、コピーの能力が強いだけだから、だからしょうがないの。ねぇ麗音、ハイタッチしようよ」

麗音「またコピーするつもりか?」

梨々香「あら、残念。でも安心して、もう手袋してるから前みたいに手軽にコピーできなくなったのよ」

麗音「傷のせい?僕たちの傷をもらってくれたから?」

梨々香「違う、もともとあったの。だから気にしないで」

麗音「でm「くどいわ。私は大丈夫だって気にしないでって言ってるの。そろそろやめて?」

麗音「ごめん」

梨々香「わかったらいいわ。私もキツくいいすぎた、ごめん」

すると麗音が近づいてきて耳元で
麗音「あとで血、吸わせてよ」

梨々香「最近貧血だからヤダ」

麗音「僕の血、吸ってからでいいから」