夜、咲く華

私は急いでオニキスの列の最後列に座った。


級長挨拶が終わると、なぜか綺羅がこっちに飛んで来た。


綺羅「ひさしぶりだな、梨々香!」


梨々香「ひさしぶり、ねぇ綺羅なんで今きたの?始業式終わってからっていう選択肢なかったの?」


綺羅「俺の女に手ぇ出したらわかってんのかってやってみたかった。」


梨々香「綺羅の女じゃないんだけど、私一応あんたの義妹(いもうと)よ?」


綺羅「じゃあ誰ならいいんだよ」


梨々香「ん〜、麗音かな」


綺羅「あいつはやめとけよ。」


梨々香「は?なんでよ?いいじゃん。」


綺羅「あいつは女のこと物みたいに扱うんだぞ?」


梨々香「それは私と唯乃ちゃんと美夜ちゃん以外の話でしょ?」


綺羅「それはっ、、、そうだが」


紅雅『おーい、なんの話してるんだよ?』


突然マイクを通した快活な声がホールに響きわたった。その声の主もこっちに飛んできた。


紅雅「久しぶりだな、梨々香ちゃん?」


梨々香「ちゃんづけやめて、気色悪い」


あからさまに落ち込む紅雅を差し置いて話だす。


麗音「久しぶり、梨々香」


梨々香「久しぶり、麗音!」


麗音「無理してないか?大丈夫?」


梨々香「うん、大丈夫!心配してくれてありがと!」


?『なぁ、まだおわらねぇの?アレキサンドライト様?こっちは待ちくたびれてるんですけど』
突然声が聞こえた。おそらくオキニスの幹部みたいな人だろう。


梨々香「どちら様でしょうか?」



?「は?俺らのこと知らないの?」


梨々香「えぇ、編入してきたばかりなので詳しくないんです。教えていただけますか?オキニス学級の獅子崎虎河(ししざき たいが)先輩?」


虎河「詳しくないって言ってながら名前知ってんだな?他の奴らの名前はいえるのか?」


梨々香「龍永紫空(たつなが しくう)先輩、冷泉雪那(れいぜい せつな)さん、獅子崎虎狛(ししざき こはく)さん、そしてオキニス学級級長の黒須頼人(くろす よりと)先輩、その婚約者の双川玲蘭(ふたがわ れいらん)さんであってますか?」