夜、咲く華

梨々香「あなた達ごときにおしえるわけないじゃぁん。

もしかしてぇ、教えてもらえると思ってたぁ?

アハッ、残念でしたぁ、私が教えるわけないじゃぁん」


声を思いっきり猫なで声にして、煽った。

麗音、紅雅、綺羅は口元を手で覆って笑ってる。そんなにおかしいかな?猫なで声


雪那「ごときってなんだよ?

自分の方が価値があるとでも言いたいのか?
理事長の妹ってだけでそれ以外価値なんてないだろ。

どうせ両親に甘やかされて育ったんだろ?
いいなぁ、親に恵まれた人たちは」


その言葉で私の中の何かが切れる音がした。


梨々香「私のことを知ったように言ってんじゃねぇよ。クソガキ」


雪那「は?クソガキってなんだよ?」


梨々香「冷泉雪那、てめぇのことだよ。
てめぇにトラウマがあったとしても、私には関係ねぇんだよ。

勝手に想像してそれを押しつけるなんてちげぇよなぁ?てめぇさっきなんつった?

両親に甘やかされて育った?親に恵まれてる?そんなわけねぇんだよ。
あーしには両親なんざいねぇんだよ。兄貴に育てられてんだよ、わかったか?

次あーしのことわかったように言ったら潰すからな」


オニキスの人たちが驚いて口をあけてる。間抜け面ってこういうことをいうんだぁ。初めて見たわ。


頼人「・・・すまなかった。だがひとつだけ聞かせてくれ。お前はなんでこの学園にきたんだ?」


なぜこの学園にきた、か。そんなのひとつに決まってる。


梨々香「兄を殺した人に復讐するため」


頼人「そう、か。では失礼した。」


やっとオニキスの人たちがいなくなった。
もう気を張らなくていいのか。疲れと同時に睡魔に襲われて私は意識を手放した。