君の事好きになっても良いですか

「実は今日、一目惚れしたんだ。」


「へっ?何に?」
「もしかして人?」



「白鷺高に通う女の子。」


「あ~通りであんた変だったんだ。」
「そーゆう事ね。」
「でも、珍しいね理央が自分から」
「好きになるって。」



「うん……初めての事だよ。」


「でも、白鷺の子とよく接点あったね。」



「今日、久しぶりに遥陽と夏奈と同じ」
「電車に乗れたらそこに現れた。」


「なるほどね、それで一瞬で」
「心持ってかれったわけだ。」
「そりゃ一目惚れだね。」


「だからそう言ってんじゃん。」


「んで?理央はどうしたいのよ。」



「告白しようかなって……。」


「待て待て!」
「早い早い!展開があんた早すぎんの!」
「知らない人にいきなり告白なんて」
「されたら、その子怖くて」
「びっくりされて警戒されて振られるよ!」



「確かにそうだよな……。」


姉貴の言う事は理に通ってる。
そりゃー急に待ち伏せされて、
いきなり好きですなんて言ったら
困らせてしまうし、怖がらせてしまう。
俺はちょっと悲しい気持ちになった。




「落ち込まない!」
「理央って自分の恋愛になると」
「こーも不器用になるんだ。」
「意外だわ。」


「初めて自分から好きになったから」
「仕方ないじゃん。」



「理央、まずね理央の存在を」
「知ってもらえるように」
「同じ電車の車両に毎日通学したら?」
「んで、なるべくその子の近くに」
「行けるなら行く。」
「じゃないと、お互い離れてたら気付かない」
「からね。」
「それを繰り返したら向こうも」
「理央の事いつも同じ電車に乗ってる人」
「って認識するんじゃないかな。」
「そこからはタイミングを見て手紙渡すの。」


「手紙!?」
「ラブレターって事!?」



「違うーー!」
「まずは友達からでしょ?」
「だから、連絡先書いて自分がその子に」
「どうしたいか一言添えて渡すの。」



「なるほど。」
「うまくいくかな…。」


「それは理央の頑張り次第でしょ?」
「まぁ、毎日その子に会いたいなら」
「早起きして、今日と同じ電車乗りなさい。」


「うんそうする。」
「姉貴ありがとう!」



「まあ、頑張りなよ!」
「進展があったら教えて。」


そう言って姉貴は自分の部屋に戻って行った。
俺は明日から遥陽と夏奈と同じ電車に乗る
為、今日から早く寝る事にした。
明日……あの子に会えますように。




理央 side 終わり