放課後
下校時間のざわつく白鷺駅の人波の中、
私、千歌ちゃん、夏奈ちゃん、遥陽君
の4人は揃う。
晃は先生に呼ばれ後で合流する事に
なった。
「あれ?晃君は?」
「アキ君、先生に呼ばれて」
「後で合流するって。」
「了解。」
「じゃ、行こっか。」
「バイト前だけどゆっくりお茶しよう♪」
「ハニーディカフェ、って、」
「学校帰り混んでるから早く行って」
「座らなきゃね。」
千歌ちゃんが楽しそうに話した。
私達は、ハニーディカフェに向う
為に歩き出すと後ろから見覚えのある
声が聞こえてきた。
「お待たせ!」
「間に合った!」
「晃君!」
「間に合ったんだね!」
「晃、もう先生の用は済んだの?」
「うん、大した用ではなかったから」
「早く終わった。」
「晃って、ピアスしてたっけ?」
遥陽君は不思議そうに聞く。
「あぁ、これ?」
「学校終わったらいつも着けてる。」
「そのピアスかっけぇな!」
「シンプルでさりげなくひし形のが」
「更に良い。」
「これ、琴音と千歌が誕プレでくれた。」
「これ、晃に絶対似合うって」
「私達思ってさ、大事に着けてくれてるから」
「嬉しいよね♪」
「良い関係なんだね♪」
「あっ、そろそろ行かないと」
「座れなくなるからみんな行こ。」
夏奈ちゃんがそう言うと、
私達はハニーディカフェに向かった。
ハニーディカフェに到着すると、
ガラス張りの店内には、放課後の学生達で
賑わっていた。
私達5人は窓際のカウンター席に
並んで座る。
各自注文したドリンクとケーキが
テーブルに置かれると、甘い香りが
ふわっと漂う。
いつもはすごく嬉しいのに
今日の私はどこか浮かない顔をしていた。
千歌ちゃんが、ストローをくるくる回し
ながら話しを切り出した。
「ねえ、琴音ちゃん。」
「今日、ちょっと元気ないよね?」
「授業中もうわの空だったし。」
「えっ?私、そんなに?」
「琴音ちゃん大丈夫?」
「悩み事あるなら私達聞くよ?」
そう優しく夏奈ちゃんは言ってくれた。
「琴音ちゃん、さっきの晃の事?」
遥陽が晃の方を見ながら言った。
「えっ?俺?」
琴音、俺のさっきの行動気にしてるのか?
「晃の事ではないよ。」
私は一旦息を吸って理央君の名前は
出さずに胸の内を明かした。
「あのね……」
「私……好きな人ができたみたいで。」
そう私が言うと、4人一斉に私を見る。
「琴音ちゃん、そうだったんだ。」
「どんな人?」
理央の事だったら良いなぁ……。
晃君の可能性もあるよね。
でも、晃君ならここに居るから
流石に本人の前で言わないか。
俺は琴音の言葉で指先がぴくりと動く。
”好きな人ができた”
誰なんだよ……。
「その人とはね、友達なんだけど」
「その人にはもう別の好きな人が」
「いるの。」
「その人の好きな人には彼氏もいるみたいで。」
「だけどずっと想いを寄せてるみたい。」
ん?待って……。
理央でもない、晃君でもないって事だよね。
バイト先で友達になった男の子?
それとも学校の男の子?
私が頭をフル回転させながら考えてると
琴音ちゃんは続きを話してくれた。
「そんな彼の事私、好きでいていいのかな?」
「その人には好きな人がいて、」
「すごく遠くて……絶対かてない」
「ってわかっているのに」
「それでも好きでいる事は迷惑かな?」
「私、初めてなの恋するの……。」
「琴音ちゃん、」
「迷惑なんて……そんなのないよ。」
「好きって気持ちは誰にも止められない」
「からね。」
「千歌ちゃん……。」
「琴音ちゃん、勝手に諦める方が」
「よっぽど苦しいよ。」
「好きなら好きでいいんだよ。」
「俺も同じ経験あるからわかるよ。」
「遥陽君も経験あるんだね。」
「好きでいること自体を否定するのは」
「違うよ……琴音ちゃんは好きな気持ちを」
「大切にして良いんだからね。」
「夏奈ちゃん……ありがとう。」
「そっか……好きな奴いるんだ。」
「琴音が誰かをそんなに想ってる」
「なんて聞いてられねぇよ……。」
「だけど好きなんだろ?」
「うん……晃。」
「俺だけを見てろよ。」
「えっ?どういう事……?」
えっ?えっ?
私、晃を怒らせた…?
何か間違えた……?
「晃君!」
「はい!ストップ!」
「ちょっと言い方が強すぎる。」
「琴音ちゃん、混乱してるじゃん。」
「晃、気持ちはわかるけど」
「今のは流石に急すぎるだろ。」
「アキ君、そういうのはさ……」
「気持ち伝える前に、相手逃げちゃうよ。」
「本当それな(笑)」
下校時間のざわつく白鷺駅の人波の中、
私、千歌ちゃん、夏奈ちゃん、遥陽君
の4人は揃う。
晃は先生に呼ばれ後で合流する事に
なった。
「あれ?晃君は?」
「アキ君、先生に呼ばれて」
「後で合流するって。」
「了解。」
「じゃ、行こっか。」
「バイト前だけどゆっくりお茶しよう♪」
「ハニーディカフェ、って、」
「学校帰り混んでるから早く行って」
「座らなきゃね。」
千歌ちゃんが楽しそうに話した。
私達は、ハニーディカフェに向う
為に歩き出すと後ろから見覚えのある
声が聞こえてきた。
「お待たせ!」
「間に合った!」
「晃君!」
「間に合ったんだね!」
「晃、もう先生の用は済んだの?」
「うん、大した用ではなかったから」
「早く終わった。」
「晃って、ピアスしてたっけ?」
遥陽君は不思議そうに聞く。
「あぁ、これ?」
「学校終わったらいつも着けてる。」
「そのピアスかっけぇな!」
「シンプルでさりげなくひし形のが」
「更に良い。」
「これ、琴音と千歌が誕プレでくれた。」
「これ、晃に絶対似合うって」
「私達思ってさ、大事に着けてくれてるから」
「嬉しいよね♪」
「良い関係なんだね♪」
「あっ、そろそろ行かないと」
「座れなくなるからみんな行こ。」
夏奈ちゃんがそう言うと、
私達はハニーディカフェに向かった。
ハニーディカフェに到着すると、
ガラス張りの店内には、放課後の学生達で
賑わっていた。
私達5人は窓際のカウンター席に
並んで座る。
各自注文したドリンクとケーキが
テーブルに置かれると、甘い香りが
ふわっと漂う。
いつもはすごく嬉しいのに
今日の私はどこか浮かない顔をしていた。
千歌ちゃんが、ストローをくるくる回し
ながら話しを切り出した。
「ねえ、琴音ちゃん。」
「今日、ちょっと元気ないよね?」
「授業中もうわの空だったし。」
「えっ?私、そんなに?」
「琴音ちゃん大丈夫?」
「悩み事あるなら私達聞くよ?」
そう優しく夏奈ちゃんは言ってくれた。
「琴音ちゃん、さっきの晃の事?」
遥陽が晃の方を見ながら言った。
「えっ?俺?」
琴音、俺のさっきの行動気にしてるのか?
「晃の事ではないよ。」
私は一旦息を吸って理央君の名前は
出さずに胸の内を明かした。
「あのね……」
「私……好きな人ができたみたいで。」
そう私が言うと、4人一斉に私を見る。
「琴音ちゃん、そうだったんだ。」
「どんな人?」
理央の事だったら良いなぁ……。
晃君の可能性もあるよね。
でも、晃君ならここに居るから
流石に本人の前で言わないか。
俺は琴音の言葉で指先がぴくりと動く。
”好きな人ができた”
誰なんだよ……。
「その人とはね、友達なんだけど」
「その人にはもう別の好きな人が」
「いるの。」
「その人の好きな人には彼氏もいるみたいで。」
「だけどずっと想いを寄せてるみたい。」
ん?待って……。
理央でもない、晃君でもないって事だよね。
バイト先で友達になった男の子?
それとも学校の男の子?
私が頭をフル回転させながら考えてると
琴音ちゃんは続きを話してくれた。
「そんな彼の事私、好きでいていいのかな?」
「その人には好きな人がいて、」
「すごく遠くて……絶対かてない」
「ってわかっているのに」
「それでも好きでいる事は迷惑かな?」
「私、初めてなの恋するの……。」
「琴音ちゃん、」
「迷惑なんて……そんなのないよ。」
「好きって気持ちは誰にも止められない」
「からね。」
「千歌ちゃん……。」
「琴音ちゃん、勝手に諦める方が」
「よっぽど苦しいよ。」
「好きなら好きでいいんだよ。」
「俺も同じ経験あるからわかるよ。」
「遥陽君も経験あるんだね。」
「好きでいること自体を否定するのは」
「違うよ……琴音ちゃんは好きな気持ちを」
「大切にして良いんだからね。」
「夏奈ちゃん……ありがとう。」
「そっか……好きな奴いるんだ。」
「琴音が誰かをそんなに想ってる」
「なんて聞いてられねぇよ……。」
「だけど好きなんだろ?」
「うん……晃。」
「俺だけを見てろよ。」
「えっ?どういう事……?」
えっ?えっ?
私、晃を怒らせた…?
何か間違えた……?
「晃君!」
「はい!ストップ!」
「ちょっと言い方が強すぎる。」
「琴音ちゃん、混乱してるじゃん。」
「晃、気持ちはわかるけど」
「今のは流石に急すぎるだろ。」
「アキ君、そういうのはさ……」
「気持ち伝える前に、相手逃げちゃうよ。」
「本当それな(笑)」


