「まもなくーーー白鷺、白鷺です。」
「お降りの際はお忘れ物ないよう」
「ご注意ください。」
「あっ!」
「晃君、今日理央以外のみんなと」
「私と琴音ちゃんのバイトの時間まで」
「お茶ってなったけど来れる?」
「うん行く。」
「じゃ、3人ともまた後でね!」
「白鷺駅付近でお茶するから」
「学校終わり次第、駅集合で!」
「「「了解。」」」
私達3人は、電車に残った3人に
手を振りながら電車を降りた。
白鷺駅で3人が降り、ドアが閉まる。
ゆっくりと走り出した車内には
俺、夏奈、遥陽の3人だけが残った。
「晃君、やっぱり相当琴音ちゃんの」
「事がすきなんだね。」
夏奈はその言い方に、隠す気も配慮も
なかった。
だって、俺ら3人とも、とっくに
晃が琴音ちゃんの事好きなのは知っていた
ことだし。
遥陽が、わざとらしく軽いトーンで会話を
続ける。
「腰に手、だよ?」
「幼なじみなだけではあんな触れ方」
「しないって。」
俺は、夏奈と遥陽の会話に返事が
できなかった。
口を開けば、声が震える気がしたから。
窓に映る自分の顔を見ないように
視線を別のところに逃がす。
晃が琴音ちゃんの事好きなのは知ってる。
でもあんなの見せられたら……。
胸の奥がチクリと痛む。
痛みというより、焼けるような焦り。
「ねぇ理央、大丈夫?平気?」
夏奈は俺の事を心配そうに、
除き込んできた。
「……平気じゃない。」
その言葉は、信じられないくらいに
正直に発する。
「だよな……琴音ちゃんの事」
「理央は相当好きだし、」
「初めて本気で女の子を好きに」
「なったもんな。」
遥陽が静かにそう言った。
「でもさ、幼なじみ補正って強いけど」
「永遠じゃないからね。」
夏奈が淡々とそう言葉にした。
2人の言葉は慰めでも励ましでも
なく、ただ俺が立ち止まらないように
背中を押してくれた言葉。
「俺、このまま琴音ちゃんの事」
「好きでいていいのかな?」
「俺、頑張ってもいいのかな?」
「良いに決まってんじゃん。」
「それに、諦めたら絶対に後悔しか」
「残らないよ。」
「なぁ理央、俺理央にがむしゃらに」
「頑張ってほしい。」
「だって大事な幼なじみが」
「初めて恋してんのに、応援しないなんて」
「ないだろ?」
2人に背中を押され、俺は決意する。
嫉妬も不安も全部ひっくるめて、
それでも琴音を好きで仕方ない気持ちは
変わらないし、これからも消えない。
だから、絶対俺は諦めない。
電車は大和駅に着いた。
ドアが開くと少し冷たい風が流れ込んで
きた。
俺ら3人は無言でドアに近付いて
1歩ホームに踏み出す。
「お降りの際はお忘れ物ないよう」
「ご注意ください。」
「あっ!」
「晃君、今日理央以外のみんなと」
「私と琴音ちゃんのバイトの時間まで」
「お茶ってなったけど来れる?」
「うん行く。」
「じゃ、3人ともまた後でね!」
「白鷺駅付近でお茶するから」
「学校終わり次第、駅集合で!」
「「「了解。」」」
私達3人は、電車に残った3人に
手を振りながら電車を降りた。
白鷺駅で3人が降り、ドアが閉まる。
ゆっくりと走り出した車内には
俺、夏奈、遥陽の3人だけが残った。
「晃君、やっぱり相当琴音ちゃんの」
「事がすきなんだね。」
夏奈はその言い方に、隠す気も配慮も
なかった。
だって、俺ら3人とも、とっくに
晃が琴音ちゃんの事好きなのは知っていた
ことだし。
遥陽が、わざとらしく軽いトーンで会話を
続ける。
「腰に手、だよ?」
「幼なじみなだけではあんな触れ方」
「しないって。」
俺は、夏奈と遥陽の会話に返事が
できなかった。
口を開けば、声が震える気がしたから。
窓に映る自分の顔を見ないように
視線を別のところに逃がす。
晃が琴音ちゃんの事好きなのは知ってる。
でもあんなの見せられたら……。
胸の奥がチクリと痛む。
痛みというより、焼けるような焦り。
「ねぇ理央、大丈夫?平気?」
夏奈は俺の事を心配そうに、
除き込んできた。
「……平気じゃない。」
その言葉は、信じられないくらいに
正直に発する。
「だよな……琴音ちゃんの事」
「理央は相当好きだし、」
「初めて本気で女の子を好きに」
「なったもんな。」
遥陽が静かにそう言った。
「でもさ、幼なじみ補正って強いけど」
「永遠じゃないからね。」
夏奈が淡々とそう言葉にした。
2人の言葉は慰めでも励ましでも
なく、ただ俺が立ち止まらないように
背中を押してくれた言葉。
「俺、このまま琴音ちゃんの事」
「好きでいていいのかな?」
「俺、頑張ってもいいのかな?」
「良いに決まってんじゃん。」
「それに、諦めたら絶対に後悔しか」
「残らないよ。」
「なぁ理央、俺理央にがむしゃらに」
「頑張ってほしい。」
「だって大事な幼なじみが」
「初めて恋してんのに、応援しないなんて」
「ないだろ?」
2人に背中を押され、俺は決意する。
嫉妬も不安も全部ひっくるめて、
それでも琴音を好きで仕方ない気持ちは
変わらないし、これからも消えない。
だから、絶対俺は諦めない。
電車は大和駅に着いた。
ドアが開くと少し冷たい風が流れ込んで
きた。
俺ら3人は無言でドアに近付いて
1歩ホームに踏み出す。


