君の事好きになっても良いですか


中間テストも無事に終わり、
今日はテストが終わった週の
土曜日で理央君と出かける日。

今日、10時に綾部駅のロータリーで
待ち合わせ。
何処に行くかはお楽しみらしい。
だけど、その前に夏奈ちゃんの家に行き、
メイクとヘアアレンジをしてもらえる事に
なった。

この前、夏奈ちゃんが朝一に可愛い服で家に
来てねと言うのはこの事だったのかと、
今日夏奈ちゃんのtalkで知った。
私は1番お気に入りの
マーガレット柄の薄い水色のワンピースに
ドルマン風のアイボリー色のカーディガンで
行くことにした。
私は夏奈ちゃんの家に行くのは今回が初めて
で、綾部駅に着いて
教えてもらったマップ通りに歩くと、
夏奈ちゃんの家に着いた。



「琴音ちゃん♪」
「待ってたよ!」



「少し予定時間より」
「早めに着いちゃってごめんね。」



「全然大丈夫、むしろ時間は」
「いくらあっても良いから♪」
「その分琴音ちゃんをもっと」
「可愛くできるから。」
「さぁ、入って!」



「おっお邪魔します!」



夏奈ちゃんの家でおっきい!
夏奈ちゃんの家に入り、
誘導されるまま歩いているけれど
夏奈ちゃんの部屋に行くまでにも
部屋が4つあった。
夏奈ちゃんの家は3階建ての一軒家。
私、こんな大きな家見たの初めてと
関心していると夏奈ちゃんの部屋に
いつの間にか到着していた。


「琴音ちゃん、ここ座って。」


私は、北欧風のドレッサーに案内され
椅子に座る。
このドレッサー可愛いなぁ。
私の部屋にはドレッサーがないから
いつも勉強机でメイクしている。
メイクと言っても私の場合、
アイメイクもチークもマスカラもした事が
ない。
下地塗ってフェイスパウダーと
アイブロウパウダーで眉を整えて
最後に透明のリップクリームを塗るだけ。
だから、今回すごく楽しみなのと
ドキドキが止まらない。
どんな私になれるのかな。



「琴音ちゃん、やっぱり顔小さいね。」




「そうなの?」



「小さいよ!」
「しかも肌綺麗だし、ナチュラル」
「でも映えるから羨ましい♪」



「夏奈ちゃんだって、綺麗で」
「羨ましいよ♪」



「私は、結構年上に見られがちなんだ。」
「って、今はそんな事より」
「琴音ちゃんのメイクだよ♪」
「さぁ、やるよ♪」



こうして私のメイクは始まる。
夏奈ちゃんの言われるがままに
私は従い目を閉じたり開けたり、
メイクって色んな工程があって
面白いなぁ……楽しいなぁ。

今、私どんな感じなんだろう。
ドレッサーの鏡にはカバーがされていて
自分の顔が見れない。



「後は髪やったら終わりだよ!」


私の髪をコテで巻いて、髪をゴムで結って
最後にスタイリング剤を毛先と前髪に
つけられた。



「わぁー!!」
「我ながら凄っ!」
「琴音ちゃんいつも可愛いけど…」



「可愛いくないよ!」
「私、全然可愛いくないよ!」
「だって、童顔とか言われちゃうし。」



「可愛いよ!」
「まぁ、その無自覚もまた良いんだけどね♪」
「琴音ちゃんほら見てみて。」


そう言って夏奈ちゃんは鏡のカバーを
外すと、鏡の中にはまるで別人みたいな
清楚で可憐な少女が映しだされていた。


「えっ……!」
「ええええ!?」
「これ、私なの?」