君の事好きになっても良いですか


帰り道


俺と、理央は千歌を家に送り届けた後
2人で駅に向かっていた。




「なぁ、理央。」



「何、そんな険しい顔して。」


「琴音の事好きなんだろ?」



「今更言葉にするんだ。」
「気付いてたんでしょ?」
「最初から……。」


「うん。」



「琴音ちゃんの事好きだよ。」
「一目惚れだったんだよ。」
「こんな気持ち初めてなんだ。」



「悪いけど、俺も琴音が好きだから。」
「俺の場合、小学校から想ってる。」



「別に好きになるのに、年数とか」
「関係ないよ。」
「琴音ちゃんとはいつからの」
「幼なじみなの?」



「幼稚園の時から。」


「へぇーそんな前からなんだ。」
「なんか妬ける……。」
「琴音ちゃんの小さい時から出会いたかった。」
「今でもめっちゃ可愛いけど、」
「小さい時もめっちゃ可愛いんだろうな。」



「それは勿論すげぇ可愛いかったよ。」


「なんかムカつく。」
「んで、晃は俺に何が言いたいの?」


「琴音は渡さないって事。」



「渡さないって……」
「琴音ちゃんは晃の彼女でもないでしょ。」
「晃が琴音ちゃんの事好きなだけで。」