君の事好きになっても良いですか


「琴音ちゃん、」
「仲が悪い訳じゃないよ。」



「そう。」
「特定の事以外はめっちゃ仲良い」
「から。」
「だよな?理央。」


「そうそう。」
「だから琴音ちゃんが心配する」
「事はないからね。」



「そっか。」
「それなら良いんだけど、」
「2人共仲は良いのなら安心した。」



「安心してくれて良かった!」
「俺ちょっとトイレ借りるね。」



そう言って理央君はトイレに行って
私と晃は準備を再開させ、
ドリンクの準備も出来たので、
千歌ちゃんと理央君を部屋から呼んだ。



「千歌ちゃん、理央君」
「準備出来たから食べよ♪」


私が2人を部屋から呼びだすと、
2人並んで部屋から出てくる。
楽しげに話をしながら出てくる。
何か共通の話題ができたのか、
より2人が仲良くなったのは感じた。
良い事なんだけれど少し胸の奥が
チクッと傷んだ。
ヤキモチ?だけど何で私ヤキモチ
妬いてるの?
えっ…私、理央君の事もしかして
好き?なのかな。
でもこの感情が正しいのかどうか
がわからない。
友達としてなのか、恋としてなのか。
とりあえずこの感情はわかるまで
置いておこう。


「わぁー!美味しそう!」
「琴音ちゃん、ありがとう!」


「千歌ちゃんがこんなに」
「喜んでくれて嬉しい!」
「こちらこそありがとう!」


「琴音ちゃん、早速食べて良い?」


「俺も早く食べたい。」


「みんなどうぞ食べて。」


「美味しい!琴音ちゃんやっぱり」
「琴音ちゃんの作ったシフォンケーキ」
「最高だよ♪」
「今度私にも作り方教えて。」


「千歌ちゃん、良いよ!」
「今度一緒に作ろうよ!」


私達はシフォンケーキを美味しく食べて、
再び理央君も加えてテスト勉強を始めた。
そして、テスト勉強やり始めて2時間が
経過し時計は17時30分になっていた。



「そろそろ勉強疲れたね。」

そう言って千歌ちゃんは背筋を
ぐーっと伸ばす。


「そろそろ勉強辞めるか。」



「そだね、私もちょっと疲れた。」


「俺も、疲れた。」
「てか白鷺高も俺の所と」
「ほぼ同じテスト範囲なんだね。」



「てか理央、別にテスト勉強しなくて」
「余裕な感じじゃん。」
「頭良かったんだな。」



「気付いちゃった?(笑)」
「って冗談は置いといて、」
「でも俺、英語は苦手だよ。」
「今回はたまたまテスト範囲が」
「得意だっただけ。」



「理央君、それは嘘だよ(笑)」
「絶対頭良いもん。」
「応用問題を悩まずに答えだすだもん。」


「琴音ちゃんにそう言われたら」
「調子乗っちゃうな(笑)」



「ところで琴音ちゃん。」
「お母さんはいつ頃帰ってくるの?」


千歌ちゃんが勉強道具をカバンにしまい
ながら聞いてくる。


「お母さん、多分18時頃だと言ってたよ。」



「それじゃ、私達はこの辺で帰る?」



「そうだな、長居するのも」
「琴音のお母さんに迷惑」
「かけてしまうし。」


「それじゃ俺もそろそろ帰ろうかな。」
「琴音ちゃんにプレゼントも渡せたし。」


そう言って、3人は帰る支度をして
玄関で一旦立ち止まる。



「みんな気をつけて帰ってね。」
「今日すごく楽しかった。」
「またみんなで来てね!」


「琴音、また明日!」


「琴音ちゃんまた明日ね!」
「今日はお邪魔しました♪」


「琴音ちゃん、今日は突然来ちゃって」
「ごめんね。」
「楽しかった!」
「また明日電車でね。」



「みんな明日ね!」


3人は玄関の扉を開けてマンションから
出た。